
今回は、アユタヤ遺跡までタイ国鉄で移動した「世界の車窓から」風の旅行記です。
列車の中の様子や窓から見える景色など紹介しているので、鉄道でバンコクからアユタヤに行かれる際の参考にしていただけたら嬉しいです。
それでは、どうぞ!
フアランポーンからアユタヤ遺跡までは鉄道で約1時間。
僕はその間、ネットでアユタヤの情報を調べたり、ボーッと窓の外を眺めながら過ごしていた。


バンコク市内の国鉄の沿線の光景は、一見、バラックが立ち並ぶスラムのように見えるけれど、そのすぐ向こうにひらけた通りや高層ビルが見えたりしていて、実はそれほど荒廃している様子は感じられなかった。
国鉄の線路には割とどこからでも容易に足を踏み入れることができてしまいそうだ。


列車から下車して線路を越えて行くタイ人男性。
オレンジの袈裟を着た僧と窓から旗を振り何かの合図を送る駅の乗務員。
タイ国鉄に乗り込んでくる物売りのおばちゃん。菓子パンとか果物を売っていた。
フアランポーンからドンムアン空港と接続するドンムアン駅まではずっと、都会的な景色が広がっていて、すぐ脇の道路では車の往来も激しい様子だった。
けれど、ドンムアン空港を過ぎると、どんどんのどかな景色が広がるようになり、気づけば列車は緑あふれる平野をスピードと唸り声を上げてひた走っている。



むせ返るようなアオアオとした緑。


熱帯モンスーン気候ならではの自然の光景。
僕は西向きの窓を眺めながら、この景色の北西の先にはミャンマーやバングラデシュ、そしてアンダマン海が広がっているのを想像していた。
ところどころ沼地のようなものも見える。
国鉄の車内で水分補給。
タイの「いろはす」だろうか。
普通にミネラルウォーターだった。ペットボトルはクシャッとできる。
コカコーラのマークも入っていた。
バンコクにはいろんなミネラルウォーターがるけど、この「いろはす」は旅中よく飲んでいた。

次回はアユタヤ駅に到着してトゥクトゥクの猛烈な売り込み後世にあったり、渡し舟に乗ってアユタヤ市街に入った旅行記です。
つづくっ!
Sweet Baboo『The Vending Machine Project』(2018)
Emancipato『Safe In the Steep Cliffs』(2010)
椎名林檎『無罪モラトリアム』(1999)