
ヘン顔失礼しました。
今回は、アユタヤ遺跡で傘も持たずに半端じゃない大豪雨にあい、ずぶ濡れ一歩も動けなくなった旅行記です。
この時は本当に、このまま何も見れずにアユタヤ観光が終わってしまうんじゃないかってくらい思いました汗。
最終的にはなんとかなったんですが、その顛末まで書いて行きます。
それでは、どうぞ!
この記事の目次
雨具を忘れ突然の雨にいきなり足止めを食らう
実は、チケットを取り「ワットマハータート」に入ったタイミングくらいから雨がポツポツと降り始めていたのだが、それが神秘の仏頭を見てる時くらいから雨脚が強まり始めていた。
樹木と一体化した神秘の仏頭を後にしてその先を見て回ろうとする時になるといよいよ雨が降り始め、傘も何もない状態ではあまりにも濡れて歩けないくらいになってしまう。
仕方なく僕はそばの木陰に避難した。僕の他にも何人もの観光客が木陰でなんとか雨をしのげないか様子を見ている。
僕も高級コンデジが濡れないようにかばいつつ様子を見るけれど、木陰で雨を凌ぐにはちょっと限界があった。それでも「まだどうにかなる」と思いたい気持ちがあり、悪あがきでそこにとどまった。
雨足が強くなる中、濡れた泥にモバイルとカメラのバッテリを落とす汗
それでも雨が弱まる気配はない。それどころか徐々に雨脚は強まっているようだった。
僕はとりあえず今のうちに、バックの中のモバイルバッテーリーやデジカメの予備バッテリーが濡れないようにビニール袋に入れた方が糸思い当たり、カバンの中に手を伸ばした。
そしてバッテリー類を持った瞬間、在ろう事か手を滑らせて、盛大にすべてを、濡れた土の地面におとしてしまったっ汗汗!
はうぅぅぅぁっ!
泥にまみれたモバイルバッテリーは、USB差込口まで泥まみれだし、デジカメのバッテリーもどこが泥で汚れてるのかもうよくわからないし、その上にさらに雨は降り注ぎ、気がつけばデジカメのレンズにも雨粒が。
終わったーー。今回の旅おわったーー。
バッテリーごときで簡単に絶望するちっぽけなワタクシ。
もうこれ以上ここにいても、状況は悪くなるだけだ。
やっとそう判断した僕は、一旦諦めて遺跡からでて、急いでどこか雨をしのげる場所を探すことにした(気づくの遅い汗)。
で、その時にはもう雨は完全に降りまくっており、さっきのチケット売り場に戻る2分ほどの間に僕はずぶ濡れになっているのだった。
雨はいつしか大豪雨になり撤退。1時間ほどなすすべなく雨宿り
神秘の仏塔も雨に濡れてる。
チケット売り場と土産物屋のある場所まで戻るとそこには僕と同じように不意の降雨から避難した旅行者がたくさんいた。その多くが白人系で、他にはインド系や中国系の人たちもいた。日本人は見かけなかったけれど。
もうこれをどう切り抜けていいか全くわからず、ただただ僕もその人たちに混じり、なす術なく濡れて行く遺跡をただ眺めるだけだった。
雨脚はさらに激しさを増し、あっという間にバケツをひっくり返したような豪雨になっていた。ここから進むことも戻ることできない。夕方に雨は降るものだと思い込んでいた楽観的すぎる僕への雨季のタイの2度目の洗礼だった。
それから20〜30分ほど待っていただろうか、雨が弱まって来て、それに伴い傘やカッパを持っていて多少なら動ける状態の、雨宿りする人たちも減っていった。
そして雨がだいぶ弱まって来た頃に僕はしびれを切らして、再び「ワットマハータート」の観光を再開することにした。
そして神秘の仏頭まで来たところで、なんとまた雨脚が急激に強まり出してまたずぶ濡れになるという。
うそーん、晴れてみたのはトラップだったの⁉︎うそーん!
ただ濡れただけだった。Uターンして同じ場所でまた雨宿り。傘が1つないだけで、こうも完全に動きを封じられるとは。気がついたら1時間が過ぎようとしている。
手立てがないように見えてもこのまま終われない!まさかの傘ゲット!
このままでは仏頭を1つ見ただけで、アユタヤ観光が終わってしまう。どうにか傘を買うことができないものか。なんで土産物屋で傘売らないんだよ。今だったら飛ぶように売れるのに。
でもこのまま大人しく諦めるわけにはいかない。どうせダメならダメで、ダメ元で切り抜けることに集中することにした。全く打つ手立てが見えない中で、とにかく思いつく行動をするのだ。
そう思った次の瞬間、僕はある裏ワザを図らずも使うことになった。
なんとその場で善意の人から傘を手に入れることができたのだ。
どうやって傘をもらうことができたのかって?
申し訳ないけど諸事情で、ちょっとそれは言えない。
最初、警備員みたいなタイ人のおじさんに、この近くに傘買えるところある?って尋ねたら、そのおじさんが「知らんけど、あの人なら知ってるかも」って他の人に繋いでくれて、それが結果的にその場で傘が手に入る幸運を一瞬でてにすることになったのだった。

それば自分でも予想外な展開だった。面白いね旅は。
そして微笑みの国タイの人たちは、フランクで親切だなぁとしみじみ思った。

次回は運と人に恵まれて傘を入手し、雨のワットマハータートをゆっくりみて廻った旅行記です。
つづくっ!
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