
今回は、アムパワー水上マーケットから乗合トラックのソンテウでメークロン市場へ戻った旅行記です。
戻りのソンテウでは地元の利用者が多く乗り込んできて、タイの田舎の暮らしの様子を垣間見た感じがしました。
この地域の人たちの暮らしの中心にメークロン市場がある気がします。
それではどうぞ!
帰りのソンテウ乗り場に着いて。親切なおばさんが教えてくれた
アムパワー水上マーケットからメークロン市場へ戻る場合も、きた時と同様に乗り合いトラックの「ソンテウ」を使えばいい。
乗り場はおろしてもらったところと同じ場所だというのは聞いていたのでとりあえずそこまで行くが、きたときに下車した場所とは反対の車線から乗る必要があると思って少し戸惑った。
するとたまたま停留所に座っているタイ人のおばさんが「メークロン行きのソンテウならここから乗れるよ」ということを親切に教えてくれた。
どうやらソンテウはこの先で小さくぐるっと一回りしてUターンしてきた道を戻って行くらしい。
10分もしないうちにソンテウがきたので、教えてくれたおばさんにお礼を言って早速乗り込む。
Uターン前だったからかその時ソンテウに乗っているのは僕一人だけだった。
ソンテウで地元の人たちに混じりメークロンへ戻る

少し走ると髪を赤く染めたメガネの若い女性が乗り込んできた。当たり前の交通手段なのだろう。景色など一切気にせずにひたすらスマホに夢中になっている。
バンコクでもここでもタイの人たちは男女問わずスマホが大好きだ。それは日本人の比ではないように見えた。
仕事中でも移動中でもしょっちゅうスマホの画面を覗き込んでいる人がいる。
午後14時前の時間帯だったが、初めは僕一人だけ乗っていたソンテウも停留所に止まるたびに一人また一人と地元の人たちが乗り込んできて、メークロン市場に近づくにつれて座席は埋まって行き最終的には満席状態になった。
緑豊かでのどかな風景も、僕と向かい合わせにソンテウに乗っている中華系の若い黒髪の女性にとっては日常の見慣れた風景なのだろう。
彼女は退屈そうにただ暑さにじっと耐えるように風に吹かれて座っているばかりだったが、ソンテウがメークロン市場に入り景色が一変すると、街の喧騒と呼応するようにちょっとどことなく瞳の動きが早くなり眠りから覚めたような活発さを覗かせていた。
アムパワーからソンテウで移動してくる人たちを見ることで、メークロン市場がこの地域のちょっとした要所であることが伝わってきて、バンコクとは違うタイの一面を見れた気がした。

次回はメークロン市場の端から端まで歩いて、列車を撮影するためのベストポジションを探してみた旅行記です。
おたのしみにっ!
Helios『Caesura』(2008)
Siobhan Wilson『There Are No Saints』(2017)
アルバム・リーフ『Into The Blue Again』(2006)