
今回はメークロン市場から戻ってきたバンコクで乗った路線バスが音楽ガンガンかかってたり、ドライバーがとにかく話好きだったり、扉が前回のまま平気で走り続けてるなど、ツッコミどころが満載だったよ、という旅行記です。
それでは、どうぞ!
バンコクのバスの音楽と話好きな運転手ともぎりのおばちゃん

ロットゥから降りた場所はまだチャオプラヤ川を超えていなかった。
僕のゲストハウスはバンコクの主な名所のほとんどがあるチャオプラヤ川の東側にあるのだが、僕が乗った路線バスはまだチャオプラヤ川の西側を走っていたのだ。
ただ、旅人の僕の目にはバンコクの町並みとしてそれほど大きな差を感じることはなかった。ただバスは順調にスイスイと前に進んで行くのだった。
座席に座ってホッとしていると、バスの乗り口に立ってるおばちゃんに何やら話しかけられた。どうやらこのおばちゃんがバスの乗車料金の徴収をしているらしかったので、その場で支払った。
こうやって人力でずっと走るバスの中で乗客の乗車賃を徴収しているのでなかなかの重労働なのではないだろうか。

僕は運転手のすぐ後ろの席に座ったのだが、運転席では彼の好みと思われるタイ版演歌みたいな哀愁のある歌謡曲が景気良く流されていた。
運転手は話好きらしく仕切りに乗車券徴収係のおばちゃんに話しかけているのだった。
おばちゃんはバスが止まるたびに乗り口の階段のところに立って乗客からお金を徴収して回る。
バスは扉が開いたまま走り出し、走り出してから扉を閉じているのだが、一度おばちゃんが閉まる扉に手を挟まれたりしていた。でも
もドライバーは全然気付かずに歌謡曲に上機嫌で運転を続けていて、何かと危ない感じがした。
【コワい】ドア全開で平気で走り続けるバンコクの路線バス。

しばらく走るとバスはチャオプラヤ川を渡る橋を走りはじめた。
川を一望する橋を走っている時、なぜか乗り口の扉が全開のままだったから、眺めがすごく良かったけれど、下手したら落っこちそうで気が気ではない。

チャプラヤ川を渡りきるとすぐに中心部に入り、より街が凝縮されたような雰囲気になる。
屋台などの数がぐっと増えるのだ。気がつくとバスは渋滞でほとんど前に進まなくなっていた。

次回はバスが渋滞にあったので船に乗り換えてチャオプラヤ川を移動した旅行記です。
つづくっ!
The Expansions『Murmuration』(2018)
アル・グリーン『Rare&Unissued Hi Recordings』(1989)
T.P.Orchestre Poly-Rythmo『The Vodoun Effect:Funk&Sato from Benis’s Obscure Labels,Vol.1:1972-1975(Analog Africa No.4)』(2008)