
今回は、世界中の音楽好きを引きつける、強烈な個性の音楽スポット「Studio Lam(スタジオラム)」に訪れた旅行記です。
スタジオラムについて詳しく紹介すると同時に潜入レポしていますので興味のある方はぜひご覧ください!
それではまいりましょう〜♫
スクンヴィットエリアにあるBTS「Thong Lo(トンロー)」駅から歩いて5分のところにあるStudio Lam(スタジオラム)は、こじんまりしつつもバンコクの音楽好きが集まる強烈な個性のクラブです。
クラブの形態をベースにしつつもバンド系のイベントなどもたくさん開催されており、現地の人だけでなく世界中の人種がこのお店に惹きつけられています。
タイ北東部イサーンの伝統音楽「モーラム」を中心にあらゆる民族音楽、ルーツミュージック、ファンクなどをミックスする独自のスタイルによって人気を博する有名なDJ Maft Sai(マフト・サイ)がオーナーを務めています。
店内のサウンドシステムには、相当にこだわりがあり、張りのある音質が特徴的なAltec(アルテック)のヴィンテージホーンスピーカを採用して、通常では得られない音響体験を味わえます。
お店のイベントでは日本ではほとんど聴く機会の無いタイの伝統音楽「ルクトゥム」や「タイファンク」を始め幅広いワールドミュージックなどディープなライブを楽しめるんです。
とにかく出演者もお客さんもコアな音楽好きが集まるこのお店は海外ゲストもたくさん訪れ、過去には「Sister Nancy」や「Macka B」などのビッグなアーティストも来店しています。
木材で作られた温もりのある店内にはタイのハーブやジンジャー、マンゴスチンなどのトロピカルなフルーツを漬け込んだ自家製の薬膳酒「ヤードン(タイの薬草酒)」が30種類以上並べられています。
タイの本格的なヤードンをショットやカクテルにして味わうことができるんです。
ただ、独特の味できついお酒が多いので飲む時は要注意。割ってみたり少しづつ飲むことをお勧めします。
Studio Lamのすぐ近くにはオーナーのDJ Maft Saiのレコードショップ「ZUDRANGMA RECORDS(ズドラングマレコーズ)」があり、タイミュージックを中心にラオス、カンボジアなどのアジアやイラン、エチオピアなど世界中のレコードを発掘できるので、絶対足を運ぶことをお勧めします。
ちなみにスタジオラムの「ラム(Lam)」はお酒のRumではなくタイ語のLam「踊り」という意味です。
お店は盛り上がってくると人が外にまで溢れて南国らしいマッタリとした夜遊びを楽しむことができるでしょう。
スタジオラムの詳細はこちらです!
場所 | スクムビット・ソイ51(3/1 Sukhumvit 51, Klongton-Nua, Wattana, Bangkok) |
時間 | 18時~翌2時 |
定休日 | 月曜 |
電話 | 0-2261-6661 |
最寄駅 | BTS Thong Lor駅 |
ウェブ | https://www.facebook.com/studiolambangkok/ |
スタジオラムへの地図はこちらをご覧ください♪
この記事の目次
Thong Lo(トンロー)駅から歩いてStudioLam(スタジオラム)に行ってみた

タクシーを降りた僕はトンロー駅から歩いてStudioLam(スタジオラム)へ向かいました。

スマホでグーグルマップ見ながら歩いているけれど、特段危険な雰囲気は感じられません。

ほとんど迷うこともなく到着するまで距離も短かったです。
街にはタイ人だけでなく欧米系や中華系はもちろん日本人らしき人たちとも何度かすれ違いました。

そしてついにStudeioLam(スタジオラム)にたどり着いた。
まだそんなに人がいる気配はありませんでした。
僕がやって来たのは木曜日の21時前。
スタジオラムは基本的には「クラブ」なのでこの時間帯はまだ人が集まるには少し早いようです。

ただそれでもお店の中から何やらユニークで心をいい意味でうずかせるような不思議な音楽が漏れ聞こえて来ていてどうしても気になって来ます。
StudioLamの中に入ってみた!

店頭にはイベントのタイトルとDJの紹介が。
イベント名は「Global Vibes」。
そしてDJは「Kanehbos」。
今日は無料で中に入れるようです。

赤い壁に囲まれた入り口の扉。
初めてのハコに入るときの妙な緊張感は日本もタイもおんなじです。。
ドロドロドロドロドロドロドロドロ〜♫
(太鼓の音のつもり)

中に入って右を見るとDJがひさすら音楽に集中している姿が目に入って来ました。

店内はまだ人もまばらですが、そこにいる人たちはそれぞれ好きなようにこの場と音楽を楽しんでいる様子。

まだ21時くらいだけど、クラブって大体23時くらいに混んでくるイメージがあります。
本格的なタイの薬膳酒「ヤードン」がズラリと並ぶスタジオラムのカウンター

カウンターの奥には沢山の大きなガラスの瓶が並んでいてただならぬ雰囲気。


これらの瓶に入っているのはタイのハーブやフルーツを漬け込んだ薬膳種「ヤードン」です。
ラベルには「バナナ」「トムヤム」とか書かれていますね。
付け込まれてるのはバナナやイチゴやマンゴーなどの果物に、レモングラスやショウガといったハーブがありました。
複数の種類の手作りヤードンをカクテルにしたりショットで飲んだりすることができるそうです。
ただ味が独特で、きついお酒(ラムはアルコール度数40%)も少なくないので注意が必要です。

カクテルのメニュー。
例えば8番は便で付け込まれてるTOMYUMが320バーツ(約1106円)。

ソフトドリンク飲みながらテーブル席のソファでくつろぐワタクシ。
なにせメークロン市場へ日帰りで行って歩き回って来て、正直疲労がすごかったので一人で土地勘のない異国の街に来たばかりだし、このお店の強い酒は今回はちょっとハードル高かったです汗。。
壁一面にディスプレイされてる沢山ののユニークなレコード群のジャケに見入る

店内の壁には様々なレコードのジャケットが一面ディスプレイされています。

かなり強烈な個性を放つデザインのジャケットたち。
一枚一枚ついつい見入ってしまう。。

こうして見るとタイの音楽シーンにもかなりの歴史があるんだなぁなんて思います。

天井に吊るされているのはおそらく照明ではないだろうか。
この時は何も光ってなかったけれど、盛り上がって来たときには光の演出がされるのかもしれませんね。

タイの伝統音楽とクラブミュージックが融合したようなディープな音楽の中で気ままに肩を揺らしたり会話に没頭したり、時々おどけて見せる人たち。
スタジオラムのメチャクチャとんがってる世界観や音楽のセンス、かなり好きな感じです。

次回はタイ食堂の名店「ジョークバンク」のグルメ体験をレポした旅行記です。
おたのしみにっ!
リチャード・アシュクロフト『Natural Rebel』(2018)
Mark Barrott『The Pathways Of Our Lives』(2017)
Kikagaku Moyo『House in the Tall Grass』(2016)